人体のパワースポットと言われている、7つの「チャクラ」
ヨガ的身体を理解するための有効なヒントになります。
チャクラとは、ヨガの聖者が深い瞑想の中で見た、脊髄の中に存在するとされるエネルギースポット、まさに人体のパワースポット的な存在です。
ヨガの聖典「シヴァ・サンヒター」の表現のうち、「七つの島」にあたります。
そのうちの5つは背骨に、あとの2つは脳に関わります。背骨に関わる5つのチャクラは、地・水・火・風・空という5つの自然エネルギー(五大元素)をそれぞれ司っていると考えられています。
第1チャクラ(ムーラダーラ・チャクラ)
一番下の第1チャクラ(ムーラダーラ・チャクラ)は、地のエネルギー、安定や忍耐に関わり、地に足のついた現実的な生き方を支えています。
このチャクラが不調に陥ると、身体が冷え、足腰が弱り、特に大腿四頭筋の力が不足します。
腿の筋肉を使うポーズを行うと、強めることができます。
第2チャクラ(スヴァディスクラ)
第2チャクラ(スヴァディスクラ)は水のエネルギーに関わります。
このチャクラが不調になると、むくんで足腰が重だるくなり、やる気や一歩前に進む勇気がなくなります。また優柔不断になり、決断力に欠けていきます。
第3チャクラ(マニプーラ・チャクラ)
第3チャクラ(マニプーラ・チャクラ)は、おへそから鳩尾(みぞおちのあたりに関係して、火のエネルギー、消化力に強く関わります。
このチャクラの力がうまく出せないと、ものごとを咀嚼して飲み込むことができなくなり、不消化に終わってしまいます。
さらに、人を許す力が不足し、心の狭い人間になりやすくなります。
第4チャクラ(アナハータ・チャクラ)
第4チャクラ(アナハータ・チャクラ)は胸から手に関係して、風のエネルギー、与え、いただく力に関わります。
そのため、このチャクラの力がうまく出せないと、人からいただくだけで人に手を差し伸べることができず、愛してもらうことだけを考えてしまいます。
さらに、心の動きに制限が出やすくなります。
第5チャクラ(ヴィシュッダ・チャクラ)
第5チャクラ(ヴィシュッダ・チャクラ)はのどに関係して、空のエネルギー、コミュニケーションに関わっています。
そのためこのチャクラの力がうまく出せないと、のどの調子がすぐれず、人の話に耳を傾けることができなかったり、思ったことをうまく伝えにくくなります。
第6チャクラ(アジュナ・チャクラ)、第7チャクラ(サハスラーラ・チャクラ)
第6チャクラ(アジュナ・チャクラ)と第7チャクラ(サハスラーラ・チャクラ)は自然界の五大元素(地・水,火・風・空)を超えた第六感や統合力に関係します。
第6チャクラは眉間に関係し、直感やひらめきなどに関わり、第7チャクラは頭頂および大脳新皮質でいわゆる右脳と左脳に関係します。
それぞれのエネルギーが不足するときは、それぞれのチャクラを刺激するヨガが有効なのです。
最近のコメント